提案の背景

  • 近年、健康志向が高まる中、一戸建て注文住宅では自然素材を採用する住宅が増えてきましたが、経営収支を重んじる賃貸住宅では未だにイニシャルコストの安い石油製品で作られた内装材(ビニルクロス、樹脂コーティングされた合板フローリング)のままであることから、結露しやすくなり、かつ建築性能が向上し室内は高気密化したことが、室内の空気汚染を招いたことが分かってきました。
  • このような現場を知るにつれ、賃貸住宅に住まう方々にも自然素材のお部屋で健やかな生活を提供したい、と考えるようになったのです。
  • 日本全国民3人に1人が何らかのアレルギーを持つ体質になった背景に、アレルゲンは経口(食物)呼吸(空気)の2つから何らかの物質が体内に入り反応する度合いによることがわかり、特に一部のアトピー、小児喘息、花粉症、等は空気中にあるハウスダスト(カビ・ダニ・ダニの糞)であることが分かってきました。
  • 杉花粉は全体の6.8%原因は結露する住宅環境にあるので、室内の仕上げ素材を調質効果のある素材を提供したいと考えます。
  • 喘息患者数はこの10年間で3倍に増加、がん疾患死亡率においては、胃がんを抜き肺がんが1位になりました。
  • その背景にネットの普及から室内での作業が増加したことや、子供も外で遊ぶ習慣が減って室内でのゲームや、勉強の時間が長くなったことが考えられるので、早急に調質効果のある素材の普及を進めたいと考えます。
  • 牛肉のBSE問題や、食品の偽装事件多発から、住宅の素材にもトレサビリティに注目されるようになり、建築素材から揮発するホルムアルデヒド(発がん性物質)を始め、どこの国で作られたものか、その国VOC基準(化学物質)使用料、含量なども厳しく検査された素材の証明をしたいと考えています。
日本は安全と水はただの国から、今や警備、水も買う時代になり、空気も買う時代の到来。
賃貸住宅には自然素材を活用しているビルダーや賃貸経営オーナーが見当たらない。
賃貸住宅でも自然素材のお部屋を求めるニーズが増えてきた。
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